今月の将棋世界2

2006年10月5日
ネタがないので昨日の続き。
「イメージと読みの将棋観」のテーマ1「後手番早石田は通用するか?」の中で森内名人が紹介している先崎流(平成14年の先崎ー島戦で先崎八段が使った手順)だが、これは私が現役当時に使った手で、当時の「湖陰」にも収録済みの手。私の1年後輩の桐谷という升田式石田流のスペシャリストがおり(現在、鳥取県棋界では升田式のスペシャリストと言えば畑中を思い浮かべる人が多いと思うが、桐谷は畑中の1年先輩であり、桐谷の影響を受けて升田式を使うようになったのである)、1年当時から猛威を振るっていた。そこでいろいろと対策を考え(当時は対升田式の良本はまだなかった)、思いついたのがこの手法であった。桐谷が現役だったのは昭和62年3月までだから、私がこの手を指したのは、それ以前のはずである。何とも懐かしい。

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