昨年公開された映画「300<スリーハンドレッド>」のDVDを買って観た。
この映画はペルシア戦争のテルモピュライの戦いを題材にしたフランク・ミラーのグラフィック・ノベルを映画化したもの。
このテルモピュライの戦いについてはヘロドトスの「歴史」に詳しく書かれている。「歴史」は私の愛読書の1つであり、その中でもこの戦いのあたりは何度も読み返した部分だ。スパルタ王レオニダス率いるわずか300のスパルタ軍が、ペルシア王クセルクセス率いる100万の大軍相手に堂々互角に渡り合う。スパルタ軍が300人だったことは、今も残っているという碑に全員の名が刻まれていることから間違いない事実であろう。ペルシア軍100万はさすがに誇張だろうが、10分の1では10万、100分の1としても1万である。たった300で互角に渡り合うというのがどれほどすごいことか。
ただ、史実ではなく、グラフィック・ノベルを元にしているため、ややスプラッタ物になってしまっているのは残念。だいたいペルシア人は本来白人なのに、この映画の中では黒人になっている。イラン政府が抗議したそうだが、その気持ちは分からないでもない。もし他国の映画で日本人が白人や黒人として描かれていたら、たいていの日本人はいい気持ちがしないだろう。
それにしてもほとんどの場面が実はCGだというのには驚いた。CGの方が高くつくような気もするのだが。
この映画はペルシア戦争のテルモピュライの戦いを題材にしたフランク・ミラーのグラフィック・ノベルを映画化したもの。
このテルモピュライの戦いについてはヘロドトスの「歴史」に詳しく書かれている。「歴史」は私の愛読書の1つであり、その中でもこの戦いのあたりは何度も読み返した部分だ。スパルタ王レオニダス率いるわずか300のスパルタ軍が、ペルシア王クセルクセス率いる100万の大軍相手に堂々互角に渡り合う。スパルタ軍が300人だったことは、今も残っているという碑に全員の名が刻まれていることから間違いない事実であろう。ペルシア軍100万はさすがに誇張だろうが、10分の1では10万、100分の1としても1万である。たった300で互角に渡り合うというのがどれほどすごいことか。
ただ、史実ではなく、グラフィック・ノベルを元にしているため、ややスプラッタ物になってしまっているのは残念。だいたいペルシア人は本来白人なのに、この映画の中では黒人になっている。イラン政府が抗議したそうだが、その気持ちは分からないでもない。もし他国の映画で日本人が白人や黒人として描かれていたら、たいていの日本人はいい気持ちがしないだろう。
それにしてもほとんどの場面が実はCGだというのには驚いた。CGの方が高くつくような気もするのだが。