三十三回忌

明後日、3月15日は祖父森田光達の三十三回忌。
鳥取県在住の年配の方なら大抵の方がご存じと思うが、祖父は日本画家だった。若いころ京都に出て蒔絵を学び、漆を使う蒔絵の手法を日本画に取り入れ、特に鯉を描かせたら右に出る者はいないと言われ、「鯉の光達」と呼ばれた。
祖父が亡くなったのは昭和51年3月15日。あれから32年の月日がたった（まさか、「何で32年なのに三十三回忌なんだ！」などと思っている人は居ないでしょうな）。
ちなみに3月15日はガイウス・ユリウス・カエサルがカッシウスやブルートゥスたちに暗殺された日でもある。紀元前44年の3月15日（彼自身が制定したユリウス暦による）のことだ。彼は一般にユリウス・カエサル（英語でジュリアス・シーザー）と呼ばれるが、ユリウスは氏族名、カエサルは家族名であり、個人名はガイウス。つまり「ユリウス一族の中のカエサル家のガイウス君」なわけで、ユリウス・カエサルという呼び方は変である。彼の家族は全員ユリウス・カエサルなわけだから。