今週の週刊将棋の漫画「笑え、ゼッフィーロ」、見た人はどれくらいいるだろう? 部員1人になった将棋部が最低条件の5人を確保するために頑張っているのだが、まず女の子が1人入部。次にその女の子が将棋を知らない子を3人連れてきて、これで5人?というところで、その中の1人が将棋を指せる女の子(最初の子より強い)を連れてきた。しかしその子がボロ勝ちするのを見て、初心者の3人は「あの子が入るなら辞める」と言い出した。
結局、指せる子を入部させ、3人のうち2人が辞めるのだが、これって将棋部に限らずどんなサークルでも考えられる、ある意味究極の二者択一だと思う。「やる気のある1人」と「やる気のない大勢」、私なら迷わず「やる気のある1人」を取る。しかし歴代の部員の中には、自分なら「やる気のない大勢」を取ると言いそうな者もいる。そういった者は「とりあえず入部させてから、やる気を出させれば良い」と言う。「やる気のない大勢」を取っても「やる気のある1人」が辞めないのなら、その選択もあると思うが…。
「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉がある。「やる気のない大勢」が「やる気のある1人」を駆逐してしまう危険を冒すことは、私ならしない。

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