不正と罰則

2009年5月28日 日常
今回関東学生の団体戦A級において、大きなトラブルがあったらしい。
上智大が慶応大戦と東京理科大戦において登録した選手と別人を替え玉出場させたというのだ。そして上智大はその不正を認めたという。
これに対するペナルティとして、慶応ー上智と理大ー上智はともに7-0ということになり、それによって7位(=降級)となるはずだった理大は4位に躍進、6位で残留するはずだった埼玉大が7位となって降級することになったという。
上智に課せられたほかのペナルティは「B1級最下位とする」「オーダー表登録人数を減らす」「勝点が同数の場合、勝数に関係なく下位とする」の3つだけだという。
この裁定に対し、埼玉大が納得のいく説明を要求しているが当然であろう。「悪い事」をしたのは明らかに上智大。それなのに上智大にはほとんどお咎めなしに近いのに対し、何も悪い事をしてない埼玉大がとばっちりを受けたのだから。
ちなみに中四ではこのような不正が起きた場合、「その団体戦は1局目から遡りすべて全敗、および次期以降団体戦出場停止」と平成18年秋の中四幹事会で決められている。今回のケースの場合、埼玉大がとばっちりで降級するのは同じだが、上智大に対するペナルティが厳しいので、これなら埼玉大も納得できるのではないだろうか。そもそもこれだけ厳しいペナルティがあるのを承知で、あえて不正を行う大学があるとは思えない。関東もこれぐらい厳しい罰則を決めるべきであろう。
なお、詳細を知りたい方は関東大学将棋連盟の掲示板をご覧ください。

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