糸谷六段が羽生名人との3番勝負を2-1で制して、竜王挑戦者になった。これにより七段に昇段。糸谷七段はタイトル初挑戦。
私は糸谷七段とは対戦したことがある。昔、広島将棋同好会支部結成30周年記念近県対抗将棋大会(ずいぶん昔のことなので名称はうろ覚えだが、こんな名前だったはず)というのがあり、地元広島県が5チーム、鳥取県・島根県・岡山県・山口県・愛媛県各1チームの計10チームが参加、1チーム5人制の団体戦で、スイス式4回戦を戦った。私は山住氏・山田氏・松本氏・平野君とともに鳥取県チーム、当時まだ9歳の糸谷少年は広島県Eチームでの出場だった。お互い3連敗同士で、負けたチームが最下位確定となる、ある意味大一番で、鳥取県チームが辛うじて3-2で勝って最下位を免れたのだが、私も勝ちに貢献することができた。私個人は2-2だったが、糸谷少年は4連敗で、泣きながら帰って行ったのを昨日のことのように鮮明に覚えている。

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