蘭陵王

2009年9月30日 読書
今日、本屋で田中芳樹著「蘭陵王」を見かけたので買ってきた。
蘭陵王とは中国の南北朝時代(隋唐の前の時代)の北斉の皇族で、名を高長恭という。智勇兼備の名将だったが、美し過ぎる顔が敵に侮られぬように、常に仮面を着けて戦場で出たといわれている。
田中芳樹氏といえば先日書いた「銀河英雄伝説」の著者だが、中国の歴史文学に造詣が深く、「隋唐演義」なども書いている。
そういえば銀英伝の主人公の1人であるラインハルトも美男子だが、彼は仮面なんて着けてなかったなあ。
なお、高長恭はコーエーの歴史シミュレーションゲーム「三國志11」に「いにしえ武将」32人の中の1人として登場させることができる(三国時代より南北朝時代の方が後なのに「いにしえ」とはこれいかに?)。能力値は統率89、武力92、知力70、政治36、魅力93となっている。
今日本屋で「イメージと読みの将棋観」をようやく購入。今月の頭に出版された本だが、鳥取の本屋で見つけることができず、ずっと毎日あちこちの本屋を探し回っていた。昨日はなかった本屋で見つけたので、てっきり増刷されたのだと思ったが、「平成20年10月1日 第1刷」とあった。これってどういうことなんだろうか?
この本に書かれている内容は将棋世界に連載されていたものだが、巻末に谷川ー羽生の対談がついている。また新題もあるようなので、じっくりと読んでいきたい。
将棋世界の11月号が送られてきた。
「イメージと読みの大局観」が今回で終了。近年の将棋世界の企画の中では出色だっただけに残念。これまでの連載を単行本化したものが出ているようなので(今日は珍しく本屋に行く暇がなかった)、購入するつもり。
高校竜王戦は、ここでも予選の表が出てない。本文中には「予選では大きな波乱がなく」とある。昨年の高校準名人で研修会A2(その後退会)が予選落ちしているのに、「大きな波乱」ではなかったとすると、よっぽどの鬼ブロックだったのか?